今回は「自分の手紙が知らない誰かに届き、知らない誰かの手紙がやってくる物語」
水曜日郵便局の感想を書いていこうと思います。
実は、この水曜日郵便局、現実で実際に行われていたサービスなんです。
魅力的で人生を豊かにしてくれる本ですので、是非見てください。
自分の夢を叶えられずに葛藤している人たちが、手紙を通じて勇気を与え、もらい合う
水曜日郵便局。
それは、自分の水曜日の出来事を手紙に書いて「水曜日郵便局」という場所に送ると
郵便局の局員さんが、送られてきた手紙をランダムにして送り返すというもの。
物語の始まりは、パン屋さんになりたかったけど、結婚を理由に家事や育児に必死で、自分の夢を見失っていた女性の話から始まります。
その女性の家庭や仕事はあまりいいものではなく、成功している人に嫉妬の目を向けてしまうほど、自分に胸を張れないでいたんです。
その女性は昔の友達と会ったことをきっかけに、自分の人生に対し、前向きに向き合うようになると同時に、水曜日郵便局の存在を知りました。
女性は、水曜日郵便局に自分の手紙を送るとともに、「家族の生活か、自分の夢か」どちらを取ろうか悩んでいる男性のお話を目にします。
偶然、この女性と男性はお互いの手紙を受け取り合ったんです。
世界には、いろんな人がいて、いろんな想いを抱えている人たちがいる。
そんな人たちが、自分の悩みを共有し合い、自分の人生を改めて考え、前を向いて生きていく。
水曜日郵便局はそんな物語なんです。
この本を図書館で借りた時、実は予約が入っていたらしく、遅れないよう早めに返してくださいね。と言われたほど、人気の本でした。
この本を読んだとき、私も水曜日郵便局に手紙を送ってみたい!とツイッターで水曜日郵便局を検索したら、まさか実在してたんです。
有志の人達が実際にやっていたサービスをモチーフにした本なんですね。
ただ、このサービスはすでに終了していて、凄く残念でした。
ですが、実は昔に再開していたとのことですので、もう一度再開する機会があるかもしれません。
海外からも水曜日郵便局に手紙を送った人もいるほど人気のサービスだったんですね。
とても面白い本だったので、ぜひ読んでみてください。
鮫ヶ浦水曜日郵便局は、12月5日(水)に閉局しました。
プロジェクトをモチーフにした小説『水曜日の手紙』(著:森沢明夫)、絵本『水曜日郵便局 うーこのてがみ』(ぶん・え 小池アミイゴ)が、好評発売中です!
詳しくは→ https://t.co/QIwZdUeb2r
これからも素敵な水曜日をお過ごしください。 pic.twitter.com/pe39CG7tVN— 鮫ヶ浦水曜日郵便局 (@samegaura_wed) 2018年12月19日